学びあい入門(2)

さらに試験的にやってみようとしているのが学び合いです。自分の学びのために学び会いについて学んだ事をまとめていきます。

「学び合い」について、「本当に子ども同士が教え合い、学び合うことでちゃんと勉強が理解できるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。私も現時点でもかなり懐疑的で大事な部分が抜けて説明されるのではないかと思っています。しかし、そもそもどれくらいの生徒が教師の説明をほぼ100%理解しているのでしょうか。そこが問題です。おそらく成績上位5%程度の生徒が教師の説明をほぼ100%理解しているのではないでしょうか。大学時代に教育学の単位を取りましたが、そこで学んだ事は、国立大学に入る学生は、中学時代にそれほど勉強で苦労をしていないと言う統計データが示されました。国立大学に入るのは同年代の何パーセントなのでしょう?ざっくりと計算してみましょう。

高3生の数 約110万人

国立大学定員 約97,000人

国立大学に入れる割合 約8.8%

という事は中学生の大体10%前後は教師の説明をしっかりと理解できていると言うことになります。逆に言えば90%はきちんと理解できていないと言うことなのです。

事実として、実践しているどのクラスでも、『学び合い」を始めてからのほうが圧倒的に成績が上がっているというのです。なぜでしょう?専門家の話がチンプンカンプンだった経験は誰しもあると思います。専門家をは自分の専門についてより多く、より深く知っています。より多く、より深く知っている「から」教え方が下手になるのです。認知心理学の研究によれば、熟達するほど、自分がやすやすと解ける課題を解けない人の気持ちや理由を想像できなくなるのです。

私も小テストを頻繁に行って、 いろんなことがわかったことがあります。私の場合、授業実施直後に授業内容について小テストを行うと8割の生徒が8割以上の正答を出すことができます。しかし、クラスの2名から3名は3点、4点しか取れません。そういう生徒を昼休みに呼び出して一緒に勉強しようとするとまずほとんどの生徒が嫌がります。そこをなんとか励まして一緒に勉強してみると、何が分かっていないのかわからないと言う状況によく陥りました。一つ一つ照らし合わせていってようやく生徒のつまずきに気づくことができるのです。つまり、教師にとってあまりにも当たり前であることが、生徒にとっては当たり前では無いのです。

コメント