教育界の「奇跡の人」西郷孝彦先生(2)

私は土木会社でアルバイトをしたり、日本最大手の塾で働いたり、コンピュータの会社で働いたりしましたが、どこも大抵同じでした。生意気なはねっかえりが入って来ると従順になるまでいじめ抜く。特に学校では顕著です。日本人はいつになったら、この島国根性から脱却できるのでしょうか?普通である事、人と同じである事、群れる事を好み、異端分子は排除し、村八分にする。この精神構造こそがいじめの根源だとなぜ気づかないのかと言いたいです。

これでいじめ撲滅とか言ってるんだからちゃんちゃらおかしい。排気ガスをバンバン出しているディーゼルカーでみなさん、空気を綺麗にしましょうと遊説して回っているのと同じです。

最近、ようやく公教育の全体像が見えて来て、抜本的な改革は無理だと考えて、自分が出来る事を草の根的にやっていこうと思っていた矢先の事でした。

私は「奇跡の人」の情報手にしました。その人の名は世田谷区立桜丘中学校校長西郷孝彦先生。

西郷孝彦先生いわく、学校のミッションは3年間楽しく過ごすこと。幸せに生きる方法を知ること。

どうやって楽しく過ごすのか見つけること。

全ての子が、楽しかったと言って卒業してほしい。

世田谷区立桜丘中学校は常識をぶち壊す、ありとあらゆることを楽しそうにやっている中学校です。

・制服なし。

・校則なし。

・何時に来てもいい。何時に帰ってもいい。

信じられません。公立中学校ですよ。

・持ち物の規制はなし

・タブレット使用OK

・タブレットで黒板の写真撮影もOK(書き写すのが困難な子はもちろん、だれがやってもいい。)

・前の座席が良ければ移動してよい。

・問題用紙、回答用紙の拡大OK、解答用紙に升目を入れるのOK。

西郷先生は、「全ての子、ひとりひとりに配慮が必要です。どれも特別に語るほどのことでもないでしょ。」とおっしゃるそうです。私も西郷孝彦先生の事を知ったばかりなのですが、特別支援の考え方を一般生徒にまで応用しているように感じます。

世田谷区立桜丘中学校は西郷孝彦校長が着任した9年前は荒れていて、怒鳴り声が絶えなかったそうです。

そこで力で押さえつける教育をやめるために、まず、校則をなくしました。私がまさに目指しているのはこれです。

そうすると、反発する生徒が少なくなってきたそうです。

職員室前の廊下に、教室に入りづらい子たちの居場所があるそうです。避難部屋です。教員全員で、SOSを出す生徒を見る仕掛けです。この話を聞いた時、なぜ自分はこんな当たり前の事に気づかなかったのだと自分の配慮のなさに悲しくなりました。

どんな子も個性を生かして生き生きと中学生活を送り、勉強の環境を整えるのが学校のモットーだそうです。

壁となる学校の常識があれば取り払い、ユニバーサルデザインの授業やプログラミング教育、英語教育、楽しい学校生活を送るためのアンケート等、いいものは積極的の取り入れ、教師間の風通しもよくして、教員全員で全生徒を見るようにしています。

ゆうゆうタイムと言って、好きな先生を選んで話す機会が年に2回あるそうです。

担任の先生と合わなくても、自分から相談に行かなくて、好きな先生と話すことができるのです。進路だけではなく、恋愛についての相談もあるそうです。僕は、今までたくさんの生徒の恋愛相談にのってきました。自分のやって来た事は間違ってなかったと感じます。

先生側のサポートもあり、心理学を学ぶ機会や、障がいのある生徒への合理的配慮、みんなの成績アップにつながる授業研究の勉強会をしているそうです。

そういうサポートを活用出来るという事は教師が授業以外業務に追いまくられていないという事が想像できます

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