学校教育は今すぐ根底から変わらないといけない。その理由。(2)


⑤高校生自己肯定感の低さ

日本の高校生は外国と比べて非常に自己肯定感が低い事が分かりました。

国立青少年教育振興機構がアメリカや日本、中国、韓国の高校生・計8840人を対象にして調査したところ、日本だけが44.9%と非常に低い水準になったとのことです。

他の国々は全て80%異常を超えており、多くの日本の高校生が自分の価値を低評価している実態が浮き彫りになりました。

「自分に満足している」、「つらいことがあっても乗り越えられる」という質問に対する回答でも日本が圧倒的な最下位で、女子高生に限定しても「体型に自信がない」との回答がアメリカの高校生より30ポイント以上も高くなっています。

たかだかPISAテストの結果で教育方針が変わるのに、子供がこんなに苦しんでいるのに教育が変わらない。おかしくないでしょうか?

いじめの早期発見、早期解決では解決しないんです。なんで生徒がいじめをしてしまうのか?どうして心が苦しみでいっぱいなのか?それを解決しないといけないのです。

私は15年の教師生活でいじめを中心とする生徒の心の問題と向き合い解決してきました。いじめを見逃した事は一度もありません。そのあいだ、様々な勉強会に参加し、実践を重ね今では私の授業を受けた生徒の94%が楽しいと言ってくれるまでになりました。

教員になる前に2年間、キリスト教の宣教師として奉仕し、様々な人と出会って、喜びや悲しみを共有しました。1年間米国の語学学校に通い、ロシア人、中国人、台湾人、韓国人、メキシコ人、ギアナ人、ベネズエラ人、アルゼンチン人、ブラジル人の友人を作り、各国の価値観を学びました。3年間、最先端の中学受験予備校で教える技術を学びました。3年間、コンピュータの会社に勤めました。

そしてなによりも大きく誇らしい経験は13年間、躁鬱病を患っている事です。私ほど心が弱く、また苦しんでる生徒の気持ちを理解できる教師はそうはいないでしょう。教師になった最初の頃もそうでしたが、最近はますます私と触れ合って元気になってくれる生徒が増えています。

私のベースにあるのは改宗してから28年間通い続けているキリスト教の教えです。

それは私が今VDGs( 価値観の達成目標Value Development Goals)と名付けて、仁智教育の目標にしているものです。

(1)人はどんな人でも無条件に価値ある存在である。

(2)自分の良い所を見つけ、自分の事を愛する。

(3)人は愛し、愛される権利がある。

(4)自分の身近な人を大切にする。

(5)自分がしてほしいと思う事を相手にもしよう。

(6)人はそれぞれ個性を尊重される権利がある。

(7)人は他者と違うという理由で虐げられてはならない。

(8)愛情、友情、尊敬、興味、共感、称賛。人に対するこのましい感情は積極的に言葉と行動で伝える。

(9)人に悪い感情を抱いた時は、まず相手の話しを聞いて、相手の立場になってみる。

(10)喜んでいる人がいたら、一緒に喜び。悲しんでいる人がいたら、一緒に悲しむ。

(11)困っている人がいたら、必ず助ける。一人で助けられなかったら、他の人の力も借りる。

(12)冬の後に春が来るように、苦しみの後には喜びが来ると信じる。

(13)少数意見を大切にする。

(14)自分の意見が少数でも、自分の意見を大切にする。

(15)間違えている事、おかしな仕組みを見つけたら良い方向に改善する努力をする。

(16)怒りがわいてきたら、一度気持ちを静めて怒りをぶつける以外の解決方法を考える。

(17)結婚をするまで純潔を守ろう。

(18)どんな夢だってもっていい。

(19)助け合いで目標を達成しよう。

こういう価値観は今の学校では通用しないのです。私は次第に自分が間違っている。理想と現実は違うと思うようになりましたが、目の前の子ども達を見る時にどうしても自分の信念を捨てられませんでした。この信念にしたがって行動するときに必ず子どもたちが輝いたからです。

当然のように、周りの教師からの反発、いじめはすさまじかったです。でも、私は自分を盾にしてでも、子どもたちを守りたかった。

自分の教育論は未完成です。でも、結果は出ている。子どもたちは待った無しでSOSを出している。

私は学校でも、教育委員会でも、文科省でも戦わなければなりません。そんな中で僕の目指す教育を完成させた人を見つけました。

世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦先生です。これから私は西郷先生の背中を追いかけます。チャンスがあれば、桜丘中学校に勉強に行くつもりです。西郷孝彦先生の情報をキャッチしたら、ブログに上げていきます。

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