DBDマーチの概念に基づいた全く新しい生徒指導(3)


私はうつ病を発症し、その後、精神科医やカウンセラーに包み隠さず私に起こった事を話しました。その中でこの校長が自己愛性パーソナリティ障害である疑惑が浮かび上がってきました。私はここに至って始めてパーソナリティ障害という物を知りました。この自分の人生を揺るがしかねない危機の中で、自分の実体験を伴う事で、私の中で巨大な気づきがありました。それが今から書く事なのですが、その前にパーソナリティ障害について書きます。パーソナリティ障害は本当に重要な概念なのにあまり取り上げられていません。私はパワハラやDVなどのモラハラにパーソナリティ障害が深く関わっていると考えています。それが生徒指導にも関係してくると気づくまでに2年の歳月がかかりました。

パーソナリティ障害には主に以下のような物があります。

A群(奇妙で風変わりなタイプ)
妄想性パーソナリティ障害 (広範な不信感や猜疑心が特徴)
統合失調質パーソナリティ障害 (非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴)
統合失調型パーソナリティ障害(会話が風変わりで感情の幅が狭く、しばしば適切さを欠くことが特徴)
B群 (感情的で移り気なタイプ)
境界性パーソナリティ障害 (感情や対人関係の不安定さ、衝動行為が特徴)
自己愛性パーソナリティ障害(傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわるのが特徴)
反社会性パーソナリティ障害 (反社会的で衝動的、向こうみずの行動が特徴)
演技性パーソナリティ障害 (他者の注目を集める派手な外見や演技的行動が特徴)
C群 (不安で内向的であることが特徴)
依存性パーソナリティ障害 (他者への過度の依存、孤独に耐えられないことが特徴)
強迫性パーソナリティ障害 (融通性がなく、一定の秩序を保つことへの固執(こだわり)が特徴)
不安性パーソナリティ障害 (自己にまつわる不安や緊張が生じやすいことが特徴)

そこで、私が指導に苦労してきた生徒がどうもB群のパーソナリティ障害、特に反社会性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害に部分的に当てはまるのに気づきました。しかし、それで説明できるかというとどうもぴったりこないのです。

私はその後、すばらしいスクールカウンセラーと出会い、私の気づきについて、それを心理学で説明するとどういうことになるのかということをしていただきました。

心理学の知識を得る中で、私が気づいたことが、ADHDと自己愛性パーソナリティ障害や反社会性パーソナリティ障害の間に何か関連性があるのではないかと言うことでした。なぜ、そう考えたかと言うと専門書を読む中でADHDと自己愛性パーソナリティ障害や反社会性パーソナリティ障害の共通点を見出したのが一点。ADHDが脳の機能障害であると考えられるのに対し、自己愛性パーソナリティ障害や反社会性パーソナリティ障害は脳の機能障害に加えて、自己肯定感を押し下げるような体験を経験する事などを考えた時、これらの障害は脳の機能障害の側面だけで考えたら、非常に近い部類に分類されるのではないかと思ったのです。この時点では単なる思いつき、空想に過ぎませんでした。スクールカウンセラーは私のアイディアを聞いて、それは的外れではないという事と、それとほぼ同じ学説が精神医学界ですでに提唱されていると言って反抗挑戦性パーソナリティ障害とDBDマーチについて教えてくれました。

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