DBDマーチの概念に基づいた全く新しい生徒指導(9)


素行障害のレベル

軽症:診断を下すのに必要な素行上の問題はあっても、わずかに超える数であり、素行上の問題は他者に比較的小さな害を及ぼしている(例:嘘をつくこと、怠学、許可なく夜遅くまで外出する、その他の規則違反)。
中等症:素行上の問題の数とその他者への影響は、軽度と重度で特定されるものの中間である(例:被害者の面倒ではない盗み、器物破壊など)。
重度:診断を下すに必要な数を大きく超える素行上の問題が多くあり、または素行上の問題が他者にかなりの被害を引き起こす(例:強制的な性行為、身体的に残酷な行為、凶器の使用、被害者の面前での盗み、器物破損および家宅侵入)。

反抗挑戦性障害(はんこうちょうせんせいしょうがい:ODD)は、DSM-5から反抗挑発症の語も併記され、怒りにもとづいた不服従、反抗、挑戦的行動の持続的様式と表現される児童期の精神障害です。これらの行動は通常の児童の行動の範囲を越えたもので、権威的人物に向けられます。また診断には、6か月以上の持続を必要とします。以下は診断基準になります。

A. 少なくとも6か月持続する拒絶的、反抗的、挑戦的な行動様式で、以下のうち4つ(またはそれ以上)が存在する。

しばしばかんしゃくを起こす。
しばしば大人と口論をする。
しばしば大人の要求、または規則に従うことを積極的に反抗または拒否する。
しばしば故意に他人をいらだたせる。
しばしば自分の失敗、不作法を他人のせいにする。
しばしば神経過敏または他人によって容易にいらだつ。
しばしば怒り、腹を立てる。
しばしば意地悪で執念深い。
注:その問題行動が、その対象年齢および発達水準の人に普通認められるよりも頻繁に起こる場合にのみ、基準が満たされたとみなすこと。
B. その行動上の障害は、社会的、学業的、または職業的機能に臨床的に著しい障害を引き起こしている。

C. その行動上の障害は、精神病性障害または気分障害の経過中にのみ起こるものではない。

D. 行為障害の基準を満たさず、またその者が18歳以上の場合、反社会性パーソナリティ障害の基準は満たさない。

分かりやすくするたびに同じ事を繰り返しますが、ADHA→ODD→CD→ASPDと変化していくのが、DBDマーチです。
125名(男103名、女22名、平均年齢9才)のADHDの子供を対象とした調査でODDは68名(男56名、女12名)と全対象者の54%に出現しており、すべての併存障害のうちで最も高率に出現していました。CDは13名(男11名、女2名)と対象の10%に出現していました。

ODD68名のうち11名、すなわちODDの16%は後にCDに移行し、初診時にはCDと診断されていました。また、CDのうち2名はODDを経由しないで、いきなりCDが発現していました。

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