良い人になるためには自信を持たなければならない(2)


アドラー心理学では、行動面の目標と、心理面の目標を、それぞれ2つずつ掲げています。

行動面の目標は、

①自立すること

②社会と調和して暮らせること

の2つ。

心理面の目標は、

①わたしには能力がある、という意識

②人々はわたしの仲間である、という意識

の2つだ。

実にすばらしい目標で、しかしながら究極的には自己肯定感を高めると言うことに帰結するように思われます。良い人になるという目標を設定すると、その過程において自己肯定感を高めると言うのは必須であると思われます。自己肯定感を高めると言うのは別の言葉で言えば自分を好きになるということでありそれはとりもなおさず、自己幸福感の向上につながります。自己幸福感が高い人間は、低い人間よりも、より他人に対して寛容で親切になる事は想像に難くありません。

良い人になる。良心を獲得するということを考えるとどうしても避けて通れないのは精神病質です。

精神病質とは、反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。その精神病質者をサイコパスと呼びます。

このブログでももう何度も登場している精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)や疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)においては、反社会性パーソナリティ障害として分類されています。混乱するので今後、反社会性パーソナリティ障害で統一します。

犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは以下のように定義しています。

良心が異常に欠如している

他者に冷淡で共感しない

慢性的に平然と嘘をつく

行動に対する責任が全く取れない

罪悪感が皆無

自尊心が過大で自己中心的

口が達者で表面は魅力的

オックスフォード大学の心理学専門家ケヴィン・ダットンによると、反社会性パーソナリティ障害の主な特徴は、極端な冷酷さ・無慈悲・エゴイズム・感情の欠如・結果至上主義、です。

反社会性などの診断基準を満たす者は幼少期からの素行問題など行動面の異常を示すことが多いそうです。何を意味するかと言えば遺伝的要素が強いと言うことです。

行動遺伝学者デヴィッド・リッケン は反社会的人格をソシオパス的人格、サイコパス的人格、性格神経症の三つに大別し、ソシオパス的人格は、親の育て方などによる後天的なもの、サイコパス的人格は元来の性格、気質などの先天的なものとして位置付けています。

私はこの分類は非常に意義ぶかいものだと考えています。実際に遺伝的要素が強いか、後天的要素が強いかによって対応はだいぶ異なってくるのと考えます。















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