学びあい入門(1)

日本の教育は軍隊教育の側面、労働者教育の側面があり、功罪両面があるといえども罪の方が大きいと私は主張してきました。もちろん、社会の荒波に抗えるように子ども達を強く育てる必要はあると思います。しかし、本来、教育で子ども達が伸ばすべきは自主性や創造性、問題解決能力さらに言えば職業への興味や初歩的知識であって、ただ、従順に従う物言わぬ労働者を育てるというのは言語道断だと私は思います。

もちろん、日本の教育を全否定する気などさらさらありません。日本の教育は実際かなりの成果を上げてきたと言えるでしょう。しかし今、知識偏重教育、詰め込み教育への反省が噴出し、自主性や創造性を育む教育が叫ばれるようになりました。

そもそもが黒板を前に、45分、50分生徒が40人、教師の話を聞いているこれが健全な教育と言えるでしょうか?教育はもっと自主的で、もっと活動的であるべきではないのでしょうか。

子どもの自主性や創造性を育む教育として、今様々な教育方法が模索されています。私も今までもそのような教育を模索し、様々な勉強会に出かけていっては取り入れてきましたが、これからはより一層励んでいきたいと思います。

これから数年間で私が取り組んでいこうとしているのが、インクルーシブ教育、学び合い、仮説実験授業です。仮説実験授業については様々な思いから今までずっと遠ざかってきたのですが、私はクラスの中で最も学力が低い生徒に最も注目しています。彼らが生き生きと学習し、学ぶことを楽しみ、決して自尊感情を失うことなく、むしろ自信に満ち溢れるようなそんな教育をしたいのです。

文科省はかなりの長い間、問題解決型学習を提唱してきました。私は問題解決型学習に賛同できる面がある反面、この授業方式が学力が低い生徒たちにあまりマッチしないと言うとこで悩んできました。私は工夫に工夫を重ねて、1つの大きな問題を解決させる代わりに問題を小刻みにする段階的問題解決学習の研究に数年間取り組みました。それでさえも、クラスの1番学力が低い生徒はついて来れないのです。

その時に思い出したのが、大学の講義で受講した仮説実験授業でした。4択の中から選ぶのであれば、学力が低い生徒でも楽しく参加できるのではないかと思ったのです。

自分の授業を全て仮説実験授業にするつもりはありませんが、仮説実験授業の膨大なノウ

ハウをこれから取り入れていきたいと考えています。

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